~序章~

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隣の駅に停車すると 忠告を聞かず走って降りようとする親子がいた 「だから~ダメって 言ったでしょ!!」 拳銃を振りかざして 親子を容赦なく撃った 母親はピクリとも動かず 6歳くらいの子供は なにが三盟会だ!!ふざッ」と途中で2発目の弾で倒れた 容赦ない・・・・みんな、みんな殺される 「りょう!!来い!!」 なぜか自分の名前が呼ばれ反対側のドアの方から手が伸びた つかまれて 引き寄せられる ボスっと学生服に顔が埋もれた 「逃げようね、りょうちゃん」 優しい声がする 顔をあげると さっき目があったヤツと 隣に同じ制服を着た奴が「りょうちゃん大丈夫」 と声をかけてきた わたしを自分たちの真ん中へ座らせる 犯人の目を盗み 小さい声で自分たちのことを話してくれた
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