初恋

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クリスマスの日、私は早起きをした 彼女さんよりも先に、お兄ちゃんに会いたかったから... 隣の部屋の扉が開き、玄関に向かう足音が聞こえた お兄ちゃんだ... 玄関に行くと、お兄ちゃんは靴を履いていた 「お兄ちゃん、おはよ...」 小さな声で言った言葉は、しっかりとお兄ちゃんの耳に届いた 私の声に振り返ったお兄ちゃんは、目を見開いていた 私が起きているとは思わなかったのだろう 「あ...... ゴメン、起こしちゃったか? おはよう」
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