2人が本棚に入れています
本棚に追加
わかっていたんです
あの温もりは一時(ヒトトキ)の物なのだと
あなたはいくつもの木に止まるのだと
あなたにとって僕は、数ある止まり木のうちの一つなのだと
あなたを例えるならば渡り鳥
僕を例えるならば、花を咲かすことのできない止まり木
そして、今あなたと一緒にいるであろう人は、綺麗な花を咲かせる止まり木...
あなたは普通の人生を求めている
僕はあなたの温もりを求めている
なんて未練がましいのだろう
あなたが僕のところに戻って来ないことはわかっているのに
あなたと、花を咲かすことのできない僕が、寄り添って生きていくことは普通ではないのだから...
最初のコメントを投稿しよう!