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『わあ~、へえ~、和音くん?和音っていうんだ~。へぇ~。っていうかおっきくない?何センチだっけ?190!?うわ~すっごいな~!ねぇ~ってばぁ~何かしゃべろーよ~っ!』
そう言って俺の隣りで、すがりついてマシンガントークしてくる、ちっさい少年、れお。
本当に160もないらしく、まず俺には顔が見えない。
必死に左から俺の左腕に縋りながら、ワーワー言ってるが何なんだろうか。
しかもこんなのがどうにもペアらしい…。憂鬱でしかない。
ふと、右側をみると、チャラそうな美形とすごく綺麗な青年がいる。
が、綺麗な子は残念な事に、この空気の中、一人で持参したらしいメンコで遊んでいる。昭和か。
あっちもあっちで気になるが、こっちのコイツはもっと厄介なんだろうか。
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