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『いいっ?この学校はもうアタシのモノなの。なんなら権利書見せてあげるわよ。とゆーわけで、あたしが法律であり憲法。最高法規よ。』
学校全体が口をポカーンとさせている状況を俺は初めて見た。
『そして私は、腐イーン(queen)にして、唯一不可侵にして神聖なる腐リンセス(princess)なの。とゆーわけで…白虎隊っ!かもんっ!』
訳の分からないまま始まった独壇場から、意味のわからない合図が下されると、体育館の窓が割られて手榴弾が投げ込まれた。
全方向から30くらい投げ込まれた手榴弾は煙だけをあげて、体育館を包み込む。
成分は催眠ガスだったらしく、悲鳴をあげることもなく生徒も教師もみんな夢の中についた。
俺は最後の力を振り絞って、俯せになりながらも壇上を見上げようと顔をあげると、これまた驚いてしまった。
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