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待ちに待ったクリスマスの日。平日だったためにいつものようにおは朝をつける。あいつも今見てっかな? {今日の運勢、蟹座はあらら最下位の12位!銀色の物に要注意!今日のラッキーアイテムはオレンジ色のマフラーです!} 「銀の物?せっかく飯も一緒に食おうと思ったのにフォークとスプーンとナイフ使えねーじゃん。」 まぁ、箸で食べさせるかと思いながら準備をする。夜まで待ちきれない!デートってこんな感じなのかな?心臓バクバクとしてんぜ。 「早くこい、夜っ!」 夜になり約束の場所へ着いた。 先に来てるかと思ったが、 「遅刻か?今度チャリアカー引かせてやるぜ。」 と悪巧みを考える。しかし、10分経っても20分経っても真ちゃんは来なかった。 「…さすがにおかしくねーか?どうかしたのか?」 少し不安になりながら携帯をいじって電話を掛ける。 「…はい。」 「遅刻かよ、らしくねーな。」 「私情があってな。今から至急向かうところだ」 「了解。」 短く会話して電話を切る。 「せっかくだし迎えに行くか」 まだ18時だ。時間はたくさんある。カップルの横、家族連れの横を何度も通り過ぎて真ちゃんの家の方へ歩みを進める。 {銀の物に要注意!} 「…?なんで今思い出すんだ?」 今朝のおは朝の言葉が脳裏に 浮かんだ。なぜか考えるうちに焦りの汗が滲む。 「!?…まさか!!」 "あるもの"が頭の中でひらめき、慌てて走り出す。だが、遅かった。
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