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「生徒会室に用があんじゃねぇの?」
男は壁に凭れながら言った。
「…何で知ってんの…?」
「放送聴いたし…屋上から廊下観てたらあんたが超速力で何度も廻って来てたし?」
見られてたのか…
「うちの高校異常な事に以外興味もねぇからな…復帰や転入生でもない限り呼び出しされて廊下走り廻ったりしねぇよ」
「えへっ?」
苦笑いで対応した。
「てな理由で、生徒会室教えてくれますか?」
猫の真似をしながら、空気を和らげ様とする。
「空気を和らげ様としてんのか、まぁ良い…けど行かない方が賢明だと思うぞ」
「にゃんで?」
「腐ってるからな」
「にゃ…?」
「俺も一週間前に転校してったけど…相当ヤバイわ」
「話が解んないにゃ…」
嫌な予感がしてくる。
「……此の学校は、な」
青ざめた顔で中々言おうとしない………。
早く言ってくれ!!
……気になる!
……………。
でも聞きたくないな(;゜0゜)
………………。
「……BL…なんだよな」
………………………。
俺は何も言えなくなった。
聞き間違いか………?
創「……今、何て?」
………………。
………………………。
………………………………。
「……BL」
……………………。
「ぎえぇえぇぇ~~~~~~~~~~~~(οдО;)!!!!!!!!!」
俺は腹の奥底から叫んだ。
「うっせぇよ」
壁に凭れた冷静君が言った。
…………………。
まぁそりゃそうだろうが……。 俺の顔が青ざめ、膝まで震え出した。
冷や汗が出てくる。
体温が急降下していく。
今にも気を失いそうだ。
「おい!?」
冷静君が俺を見て驚く。
「……もう駄目えぇ~…」
倒れた。
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