有り得ない、最悪。

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………はぁ… 何でこんな事になってしまったんだろう……。 何度も何度も繰り返し溜め息をついている。 この環境有り得ねぇ… ――此処は生徒会室―― 余りにも俺が遅い為、生徒会が俺を捜して強制連行しました。 俺の目の前には生徒会長。 金髪、長身でイケメン… 何かもの凄く此方を見てます。 「………野崎君」 「…はい」 俺は生徒会長の呼び掛けに返事をする。 此れは説教パターン……なのだろうか………? そんな事を考えていると、 ガタン…と音を立てて生徒会長が立ち上がる。 スタスタスタ… 此方に向かって来る。 チュッ…… 次の瞬間俺にはそんな寒気の走る音と感触を憶えた。 「ギ…ギャアァア~~~~~~~~~~~~~~~ッッ‼‼‼」 俺は悲鳴を上げた。 生徒会長が俺の頬に唇をつけたからだ。 「…な、なにぃすんですかにゃ…!!???」 俺は思わず仰け反って言う。 「?…何って挨拶じゃないか」 生徒会長はニッコリと微笑みながら言う。 (微笑むな!!(゜ロ゜ノ)ノ) 俺は心の中で突っ込んだ。 「Nice to meet you…野崎創君…生徒会長の七宮悠紀与です」 そう言うと七宮は俺の手を取り又唇をつけ様とする。 「やめぇえぇ~~~~い!!!」 俺はそう叫ぶと手を引き離し取り戻す。 ………………………。 「恥ずかしいのかい?」 七宮が変な勘違いをし、俺を見て顔色をよくした。 (き…きもい……!!) 俺は心の中で毒を吐く。 「俺にそんな趣味はない!!!」 俺は顔を真っ青にして、その場で又叫んだ。 「………へぇ…そうかい…それは…残念だ…」 生徒会長が、ハァ…と溜め息をつきながら言う。 「猫が好きだと聞いていたから…君にネココスでも着せてニャンニャン言わせ様かと思っていたのになぁ……」 生徒会長は又溜め息をつきながら遠い目で言った。 ズザザザザッッ…… 俺は思わず壁に後ずさった。 ………マジで腐っている。 ―――波乱の予感がした。
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