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が飛びのった洗濯機の、間近だ。
今回も、高速ジグザグジャンプで向かってくる。
俺は、左手に持ちかえたレーザーガンで狙う。
今度は、早めにトリガーを引いた。
外れた。
「グギャーーーーーッ!」
黒い怪物が、俺へ向かってジャンプした。
右に横っ飛び!
かわした!
敵は、俺の背後、フロア隅へ向けて、空中を急速移動している。
俺は、着地するや否や、ビームソードを振り上げながら翻身する。
フロア隅に誘い込まれたブラック・マウスは、床に脚をつけており、俺へ対するジャンプ攻撃モーションにはいっている。
俺は、敵の動きに神経を集中しつつ、移動を開始した。
黒い化け物が、宙に浮いた。
「死ねっ!」
タイミングを見計らって、右手に握ったビームソードをブラック・マウスの首目がけて、素早く振り下ろす。
スパッという感触の直後、怪物の首が飛んだ。
「ぐっ!」
左胸に怪物の首から下がぶつかり、鋭利な爪が胸板に食い込んで、出血した。
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