第一章 闇に覆われた蒼空

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俺の視界が、暗転した。 ……気を失っていたのか?…… ?? 周りに誰もいない! よく見てみたが、人の姿は皆無だ。 なぜ誰もいない? それに、あの黒い煙のような物は何だ? 上方へ目をやった。 空は、何事も無かったかのように、気持ちの良い蒼を取り戻している。 どのくらい意識を失っていた? 困惑しつつ、そしてふらつきながら俺は立ち上がり、家族の安否を確認するためスマホを手に取った。 スマホは故障していないが、通話は出来ない。何度かやってみたが、ダメだった。 情報収集をしようとネットにアクセスを試みたが、接続不可能だ。 くそっ! 俺は、人を探すことにした。
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