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第一章 闇に覆われた蒼空
1
「化け物がっ!」
俺は、ビームソードを、黒いイモムシのような化け物へ、力任せに振り下ろした。
ブビュッ
気色の悪い音と共に、暗い緑色の体液を撒き散らした化け物は、断末魔の痙攣の後、動かなくなった。
「……死んだようだな」
俺は、水分をとるため、10メートルほど先の、無人のコンビニへ向かうことにした。
コンビニだけじゃない。
この街のどこにも、おそらく人っ子一人いない。
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