始まり

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僕は『桜宮・雪風』 僕の地元は京都なんやけどお父さんの転勤で東京に来た。 東京には高いビルが多くてまさに『都会!』て感じがした。 けど僕には1つ許せへんもんがある。 それはカルネがないんや!。 小さい頃からよう食べたカルネが東京にはない!これが嫌やから僕は東京に行くん反対したんや!。 それにカルネ友達の水樹と離れる事になったし。 水樹とは中学が一緒で帰りにいつもカルネを買って帰った大事な親友。 一人暮らししてみたかったんやけど親は反対するし、別に親の反対押しきっても一人暮らしするつもりやったんよ?けど水樹にあないな言葉言われたら折れるしかないやん。 『東京の写真送って?』なんぞ可愛ぇ顔して言われたら縦に降るしかないわ。 雪風「水樹~」 僕は水樹と一緒に撮った写真見て溜め息吐く。 ここ1ヶ月水樹に会えんし電話しても応答なし、メールしても返事が来ん。 水樹僕のこと嫌いになったんかなぁ?。 雪風「あかん、カルネないわ水樹と話さんわで鬱になりそうやわ」 鬱になりそうな原因はも一個あんねんけど。 「雪風~!」 そらきた。 僕は盛大な溜め息吐いて後ろを振り向いた。 雪風「なんなん?聖夜?」 『如月・聖夜』 大手コーポレーションの社長子息。 お兄さんは国会議員をしてまさにサラブレット。 転校して初対面でいきなり名前呼び、しかも京都弁が珍しいんか毎日話し掛けてくるし。 彼は容姿端麗成績優秀運動神経抜群次期社長の肩書きのせいで女の子に囲まれちょる。 聖夜「一緒に帰ろ!」
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