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「私が顧問の刺早シオンですの。」
ちっちゃい。小学生だ。小学校四年生か五年生くらいの愛くるしい生き物がいる。これはもう犯罪級ですよ!
「むぅ…小学生扱いされてる気がするですの。」
「…安心しろ、バッチリ小学生扱いしている。」
「な、何だとー!!」
う…うわぁ…。小学生だぁ…。
「あ、あの…齋藤トモエです。刺早先生。」
「…不良の妹ですの。これが、あの社会不適合者の妹とは信じられないですの。」
「そうだったのか、君の兄は昌明か…。じゃあ、君もさぞかし強いのだろう。ストリートファイトに明け暮れて。」
…アニキ、何やってんだ。竜巻旋風脚か?それとも昇竜拳か?まさかのヨガファイアか!?
「こいつ、たまに変なとこ見てるですの。」
「はっ!!失礼、トリップしてました。」
「…さて、部員も揃ったし部活動を始めるぞ。」
「うぇ?部員ってお前ら二人ですの?」
「はあ…、全く幼女はすぐこれだ。」
「誰が幼女や!!」
「あ、あははは…。で、部活動って何するんですか?」
さて、皆さん。謎解明の時間ですよ!ヒラメキコインを大量に消費させてしまってごめんなさい。お詫びと言ってはアレですが、あそこのサボテンをつつくとヒラメキコインが出ますよ。ついでにあのホワイトボードをつつくと隠されたナゾが!!
「…話を進めていいか?」
「はっ!!…ど、どうぞ。」
「雑談部の活動内容は自分自身の残念部分の克服だ。」
「ざ、残念部分?」
「何ですの?」
「例えば、トモエの場合なら。その、妄想癖を直す事だな。」
「す、ストレートですね…。」
「私は…やっぱり身長ですの?」
「まあ、そんなもんだ。」
どんなもんなんだろう…。
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