第1章

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日々の生活に刺激を求める為に、またお芝居がしたいなんて不純かも知れない。 だけど、私には他に夢中になれるものなんて何もない。 大した趣味も持ち合わせていない私にとって、買い物だけがささやかなストレス発散方法。 ……ここ、だよね? 役所を出てから約20分で到着。 移動中に携帯で検索したお店の外観と名前を再度確認する。 店内に入り、スタッフさんに待ち合わせしている旨を告げて、店内のお客さんを見回す。 小山君は既に到着していて、私を見付けると椅子から立ち上がり一礼した。 .
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