384人が本棚に入れています
本棚に追加
「美夜、本当に申し訳ないんだけど、明日も宜しくね。」
「気にしないで。
何かね、違う世界を垣間見れる感じで、毎日楽しいよ。」
二日目も終わり、帰路に着く美夜を見送る。
ロビーの自動扉が開くと、心地良い夜風が吹き込んでくる。
じゃあね、と歩き始めた美夜が、足を止めて振り返る。
「どうしたの?忘れ物?」
「……あのさ、大事なのは、あずさの気持ちだよ?」
「ん?」
「私ね、今回初めてお手伝いさせてもらって思ったの。
あずさ、楽しんでる?」
.
最初のコメントを投稿しよう!