第15章

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「美夜、本当に申し訳ないんだけど、明日も宜しくね。」 「気にしないで。 何かね、違う世界を垣間見れる感じで、毎日楽しいよ。」 二日目も終わり、帰路に着く美夜を見送る。 ロビーの自動扉が開くと、心地良い夜風が吹き込んでくる。 じゃあね、と歩き始めた美夜が、足を止めて振り返る。 「どうしたの?忘れ物?」 「……あのさ、大事なのは、あずさの気持ちだよ?」 「ん?」 「私ね、今回初めてお手伝いさせてもらって思ったの。 あずさ、楽しんでる?」 .
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