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場にそぐわない問い。 だけど、ももこの顔は真剣そのもので。 ココアはなぜか勝ち誇った声音で答える。 「そうだよ? ■■■くんとは長いから。」 そう言ってから僕の頬を撫でるココア。 ココアの長い髪が僕の頬にこすれてくすぐったかった。 「……それに私、あなたよりも知ってるわよ? 彼のこと」 そう言いながら僕にキスをする。 角度をかえながら何度も、何度も。 久しぶりのココアのキス。 甘くて強引ででも嫌いになれない。 だって、ココアは……。 「■■■くん? こんな未熟な子じゃなくて私としよう? 」 ココアは明るい声でそう言って僕を押し倒した。 何度も唇を重ねる。 その内、前の感覚を思い出してきた。 と、その時、短いももこの悲鳴。 TAKERUの笑い声。 「ココア……も、ももこがぁっ……っ」 言葉にならない快感に僕は必死で声を抑えながら訴えた。 だが、ココアはそんな僕にお構い無しに、妖艶な視線で僕を更に落とさせる。 TAKERUに組み敷かれ、犯されるももこ。 泣き叫び、抵抗を試みるがそんな彼女をものともせずに自分のいいようにする。 「■■■くーん。こっち見て? ちゃんと、して? 」 蛾が光に吸い寄せられるよう。 本能と欲望が求めるままに。 何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、何度も、 僕はココアを貪った。 その夜、初めてももこが、僕の目の前で自分の首をナイフに当てた。 裸で赤い証をつけられて、 それが扇状的で。 「■■さん? ごめん……なさい……ごめん……なさい……」 ただ、泣き続けるももこ。 「汚れちゃった……わたし汚れちゃった、キタナイ、キタナイヨ……」 ポロポロと涙をこぼし、切っ先を強く当てる。 「もも、死ねないんじゃないの? 僕が殺さなきゃな死ねないんじゃないの!? 」 叫ぶ僕、動きを止めるももこ。その刹那。 僕は彼女の腕から包丁をもぎ取った。 「■■……さんっ」 パシン。 乾いた音。 ももこを叩いたから。 「勝手な真似をするなんて、お仕置きしなきゃいけないね? 」 また、非道く冷たい声。 怯えた表情でももこは僕を見た。 「■■さん、ごめんな……さい」
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