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そして未だに、ひなが中学二年生だとは信じきれない自分がいた。
梓が作ってくれたカレーライスを皆で食べながら、一人ひなを見て考えていた
「梓のカレーはやっぱり美味いな!アタシ大好きだ」
「由希、お代わりまだあるからね。皆もいっぱい食べてよ」
カレーは美味しい。とても美味しかった。今まで食べたどのカレーよりも。これは嘘でもなんでもなくだ。只…ひなが気になって仕方ない
「……翔ちゃん?そんなにひなが気になるの?……はっ!もしかして翔ちゃん!ロリコン?」
「違うわぁーーっ!梓何いってんだ!」
断固否定する。確かにひなは可愛いさ。けど俺はロリコンでもなんでもない
「翔太うるさいっ!静かにカレーライスが食べれないでしょ」
由希が怒った。どうしたんだろう。初面識から俺は由希にきらわれているような気がしてならないのだが
「こぉーらぁー!翔ちゃんにそんなこと言わないの」
「イデデデデっ!梓痛いよぉ!」
梓により由希のコメカミに拳がグリグリとめり込んでいた
「………ぷはぁ。美味しかったぁ。ひなお風呂入るぅー!」
「お風呂!皆で一緒に入ろっか。もちろん、翔ちゃんはダメだからねっ!さ、蘭、由希行きましょ」
ひなは先に一人で脱衣場まで行ったので、梓は横にいた蘭ちゃんと由希を連れていった
…………もちろん。俺はぼっちで…
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