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やっと帰ってきた。時刻は夕方18時過ぎ。
帰ってきた二人がリビングのドアを開ける。
「由希、ひな。おかえり、じゃあ皆揃った所でご飯にしよっか」
梓が言う。
由希とひな。由希と呼ばれた方は金の髪をツインテールに束ねていて。梓より少し小さめの瞳の色がオレンジの女の子で
ひなと呼ばれた方は白い髪を背中あたりまで伸ばして、瞳の色が赤い女の子だった
「………って、誰?この人」
「だれ?」
「…あ、俺は今日この桃山荘の大家さんになった桃山翔太です。よろしく」
軽く自己紹介をする。と由希が不機嫌そうに
「はぁ!?なんでこんな冴えないひょろひょろがアタシ達の大家さんなのよっ!」
「お兄ちゃんが大家さん!えへへ、よろしく」
なんだか由希の方には好かれてないみたいで、暴言の塊を投げられた。しかし、だ。ひなは由希や梓や蘭ちゃんと違いなんだろ…無垢で純粋な女の子だろうと思う
「こらっ!翔ちゃんにそんなこと言わないの!由希」
そこは梓が由希に怒る。年上でもありお母さんみたいな存在だ
「ところで蘭ちゃん。ひななんだけど…凄く幼いけどこんなに遅くまで外出させてていいのか?」
由希が梓に説教されていて、ひなは一人で冷蔵庫まで歩きジュースを飲む。そして俺は蘭ちゃんに聞いたのだ
「……?幼いって、ひなは中学二年生ですよ?何を言ってるんですか?大家さんは」
首を傾げて尚且つ、こういったのだ
ひなが…中学二年生。いやいや、何を
「どっからどうみても幼女ですよ。幼女。それ以上でもそれ以下でもないですって」
「でも中学二年生だよ?」
「嘘だぁぁぁぁぁぁっ!」
叫んだ、叫んださ。ひなが中学二年生だなんて…
「大家さんは何を悔しがってるのです?」
「……いや、なんでもないよ。」
「…そうですか…。 」
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