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「しかし、校長やらなんやらの話ってやったら長いよな」
「全くだ。私はもっと公然の場で琉への愛を叫びたかったのに」
「するなするな。周りの男子の目がどれだけ痛かったことか」
「なに!?周りの男子まで狙っているのか・・・」
「ちげぇよ!確実に違う目だったよ!殺気と狂気に満ち溢れてたよ!」
「琉は周りの男子を狂わせるほどの魅力か・・・一部考えを改めなければ」
「話が通じねぇ、この変態!」
「シスコンも重度の変態だと思うが」
「クソ!正論だ!」
「認めるんだな。シスコン」
「そうですよ!僕は姉ちゃんが大好きですよ!」
「うふふ、私も大好きだぞー琉ー」
「あぁもう!くっつくな!食事の最中だろうに!」
「口移しで食べさせてくれ」
「女王蟻って赤ん坊の蟻に口移しするんだってな」
「なんだ、して欲しかったのか。素直じゃないやつめ」
「フランスのキスもしてないのになんで口移しが先に来るんだよ」
「別にフレンチキスはフランス発祥じゃないぞ?」
「へーそうなんだ」
「という訳であーんしてくれ、あーん」
「なんでだよ。どういう訳か説明してくれ」
「琉が口移しして欲しいけど恥ずかしいというからせめてもの代理ということであーんだ」
「いいよ。自分で食うよ。姉ちゃんも自分の席に戻ってくれ。向かい合わせでもできるだろ、あーんは」
「なんだ、して欲しかったのか。可愛いやつめ、うりうり」
「あぁもう!頬に指を押し付けるな!」
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