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「こほん、話がだいぶずれたな。戻そうか。お前が”ヴァ系の人”なんだな?」
「あぁそうですよ!姉ちゃんの洞察が気になってたんですよ!」
「逆ギレ!?しかもなんだそれ!」
「しょうがないだろ!好きな人のツイ○ターならフォローしてどんなつぶやきにも返してあげるのは常識だろ!」
「そんな病んだ愛情はいらないぞ!?」
「実の姉に愛情向けてる時点で普通じゃないからいいんだよ!」
「開き直った!顔を真っ赤にするなら言わなきゃいいのに!」
「言わなきゃわかんないだろ!」
「確かに、琉の歪んだ愛情は言ってもらわなきゃ理解が追いつかないな!」
「歪んだって言うんじゃない!」
「グロ系好んで見る人間が歪んでないなら世界はおしまいだ!」
「おしまらないから大丈夫だ!」
「おしまいはおしまるって動詞じゃないだろう!?」
「じゃあなんだよ、形容詞かよ」
「さっきまで叫んでくせに急にもどりおって・・・”おしまい”は”しまい”の丁寧語だ」
「じゃあしまいってなんだよ。形容詞か?」
「最後の語が”い”だからってなんでもかんでも形容詞にするな。”し”は”終わる”で”まい”は助動詞なんじゃないか?自信はないが」
「結局動詞かよ・・・」
「お前はしまいになにを求めていたんだ・・・?」
「いや、しまい語とかあるのかなーと思って」
「お前よく高校行けたな!?ウチの高校は結構レベル高めのハズだぞ!?」
「文法問題以外国語はおとしてねーんだよ」
「そ、そうか・・・ちゃんと文法勉強しような」
「文法なんか知らなくてもどうにかなるんだよ」
「学生の間はそういうことを言うな!」
「それに俺、理数系行くつもりだから」
「なんのフォローにもなってない!英語とかだって日本語の文法がわかってないと辛いだろ!」
「だったら姉ちゃんがフォローしてくれよ。僕だってたまにつぶやいてんだぜ?」
「ツイ○ターでか?ツイ○ターでなんだな!?」
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