一方その頃。

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  「私には戦争を止めるほどの実力はありませんからwww今からどうこうは出来ませんよwww」 「僕には出来る」 光神将はこちらに強い光の灯った目で見据える。 「僕は王の兄弟だ、それぐらいできなきゃ弟たちに申し訳が立たないよ」 私は思考する。 この人ならば大丈夫ではないかと。 神と熾天使の子だ、あれも使いこなせるはずだ。 「ならば、試させていただきます」 「天界で争い事が起きるとは思わなかったよ」 私は女神だ。そしてここは天界。 自分の庭で十全の力を発揮することなど、朝飯前だ。 「時空干渉リミッター解放、オーバーロード、ホールド、現状開始。」 魔武器と籠手を取り出してそう答える。 『声紋認識。《タキオン》、発動します』 「がっ・・・!?」 時空の津波が辺り一面を吹き飛ばす。もちろんヒデオもまた、吹き飛ばされる。 「女神様が本気を出されたぞ!?早く逃げろ!私たちも巻き込まれてはいけない!」 「くっ・・・最後の一つは、君か!?」 「はてさて、なんのことやらwww・・・こっから本気でやるんで、時空の女神の力を思い知ってください・・・数十万歳ごときが、調子に乗るなよ」 この二人の戦いは、第一次天界大戦となった。
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