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「あ、ありがと、
でも、健太君が嫌がらないかな?」
「ぜんぜん大丈夫だよ!
向こうも会社の友達とかよく連れてくるし。」
…それに、沙希が家に来るって言ったら、じゃあ今日は、早目に帰って来るって言ってたし…
「そう?
じゃあ、お言葉に甘えさせてもらおうかな。」
健太君と、話もしたいしなぁ。
沙希は、朋美が自分と似ていると思っていた。恋愛に臆病というか、冷めているというか、
素直に甘える事が、苦手なのだ。
そんな朋美の自分からのアプローチ、いろいろと聞きたいと思っていた。
しばらくして、玄関でガチャガチャと鍵を開ける音がして、健太が帰ってきた。
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