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はぁ… ……
そういうもんですか?
なんか、私が思ってた朋美と
違うんだね。そんな大胆だったとはね…なんか、スゴいな…
食事も終わり、そろそろ帰ろうかと思っていたら、健太が
「ねえねえ、沙希さんてお酒飲めるんすよね?」
と、訊いてきた。
「ああ、うん。お酒は飲めますよ。飲みに行くのも好きだし、」
「じゃあ、これから飲みに行きましょうよ!」
と既に、立ち上がる健太。
おいおい。なぜ立ち上がる?
行く気満々じゃないか。
「別にいいけど…」
健太を見上げて、朋美のほうに振り返る。
「朋美はどう?」
「私は明日、早番だし、お酒飲むのは、そんなに好きじゃないから、二人で行ってくれば?」
笑顔で行ってらっしゃ~い
と、手を振る朋美を見ながら、よっしゃぁ!!
と、言いたげな健太。
「じゃあ、1~2時間で帰ってくっからさ。」
ええっ 二人で行くの?
ちょっとなぁ…
私だって、明日仕事だし、
どちらかといえば帰りたいんですが、
ねえ、朋美ちゃ~ん、
私 あんまり行きたくないよ…
と、朋美を見る。
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