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明久side
僕が家に帰ると家の中には誰もいなかった。たぶん姉さんはもう仕事に行ったのだろう。
僕は自分の部屋のベッドにとびこみ、あおむけになった。そこでもう一度、今自分がおかれている状況について振り返ってみた。
えっーと……
美波と姫路さんからラブレターをもらって同じ日の同じ時間に別の場所に呼ばれた。
つまり２人のうちどちらの方が好きかと尋ねられている。
僕は美波や姫路さんのことについてもう一度考えてみた。
慣れていない状況に脳がついていけなくなり再びオーバーヒートした。
もういっそのこと眠ろうと思ったけど２人にラブレターをもらってテンションがおかしくなっていた。
寝つきが悪くなかなか眠れなかったけどいつの間にか眠っていたらしく姉さんに起こされるまで僕は眠った。
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