矢吹の過去

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会場で入場手続きを済ませ、控え室まで行くと、皆準備し終わって集まっていた。 ちなみに龍太は元博の家に入っていった。 はなっからそっち目的だったな…。 真「あれ、先生、まさか俺ら遅刻っすか?」 先「いや、皆が早いだけだ。 矢吹! 本当に出来るんだな?」 真「信じてください。 ぜってー最後まで試合やります。」 先「…わかった。 ただし条件がある。」 真「なんすか?」 先「ポジションチェンジだ。 今日はお前はガードだ。」 真「……はい。」 正直嫌だった。 人を使うのは好きじゃないし、積極的に相手とやりあいたかったからだ。 でも、あれだけ騒動起こして出してもらえるだけありがてぇ。 先「本気なんだな。 負けんなよ。」 真「うす。」 急に実感がわいてきたぞ…。 もしこれに負けたら、俺らは引退。 試合で結果残してねーのに、まだ引退ははえーよな。 悠「真司、かますぞ。」 これは喧嘩のときのGOサインみたいなもんだ。 今日は試合で答えなきゃな。 真「りょーかーいっ!!!」
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