矢吹の過去

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昼休みになると、真司も教室に行く。 同じクラスには悠真も由紀もいるから、退屈はしないはずなのだが、授業は受けない時も多い。 悠「うわっ、サボりが帰ってきたぞ。」 真「は?笑 お前も最初はこっちサイドだったろ笑」 別にクラスに馴染めていないわけでもない。 正義感も強く、真司と悠真のおかげで、クラスにいじめもない。 よく想像されるヤンキーの外見とは違って、黙っていればほぼ普通の男子生徒に見えるため、そんな彼らに憧れる女子も少なくはなかった。 「矢吹くん、中村先生が職員室来るようにって言ってたよ。」 真「あのヤンキーハゲがか。 まあ行かないけど。 用あんならあっちから来いってんだよ。」 由「し、真司くん… 後ろ…」 真「ん?… …うっわ!」 中「来たぞ矢吹。 職員室行くぞ。」 真「あ、あーら中村先生今日もイケメンで!」 皆「笑」 中「行くぞ…。」 真「ぎゃあああああっ!」 後ろの襟を捕まれ、真司は連れていかれた。 悠「災難だな笑」
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