矢吹の過去

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前の高校生6人組に引率されながら歩いている。 帰宅中の周りの学生達が心配そうにこちらを見ているのがわかる。 大丈夫だっつーの。 何人いてもぶっ倒してやるよ。 心のなかで独り言を呟いると、前のやつらの足が止まった。 「はぁ。 今日はやめとくか。」 真「は?」 なんだこいつら。 勝手に押し掛けておいてこのザマか? 悠「てめぇらから来といてふざけてんのか?」 「試合に支障でたらどうすんだ? 俺らだってそんなに鬼じゃねーよ。」 真「ほう。」 龍「なんなら俺一人で相手してもいいんだぜ?笑 俺はバスケ部じゃねーし笑」 「一人は無謀だぜー? 漫画じゃねーんだからよ。 まっ、そういうことでー。」 真「おい! まてよ!」 声は届かず、6人は消えていった。 なんなんだこいつら… 龍「好き勝手しやがって…」 悠「すまんな。 俺らが明日試合とか言ったからだ。」 龍「気にすんなよ笑 明日頑張れよ。 じゃ、俺帰るわ。」 真「さんきゅー。」
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