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私を苦しめ続ける非道な神霊だ。 絶望を齎し、希望を搾取する暴君だ。 それでも私が神を信じたのは、哀しみの晴れる日を待ち望んでいたからだ。 しかし、私を独裁する者は、私の愛する人を救済しなかった。 私の信仰を弄び、私を蹂躙し続けた末、終には私の愛する人を見殺しにしたのだ。 私は愛を呪う、私は愛を怨む。 愛は私を裏切った。 心身深く仕えた私を裏切った。 苦しみ悶え、それでも一縷の望みに縋りたい私の心理を嘲笑った愛は、唯一私に不死を約束した。 私の願いを知っていながら、私の想いを知っていながら、死の淵に崩れ落ちていた私の愛しい女をただ眺め、死ぬのをただ待っていたのだ! 「無題」
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