黒パーカー現る

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私は川島えり。 どこかで自分を迎えにきてくれる王子様を待ってる16歳。 どうしても某恋愛シュミレーションゲームがやめられない。 「えりーっ、おはよー!」 ビクぅっ!! 「お、おはよ…、杏奈」 「けーたい見つめてどーしたのっ!あ、彼氏?彼氏でもできた?」 私はとっさに恋愛ゲームアプリを終了させた。危ない、見られるところだった。 「ちがうにきまってるじゃん!杏奈知ってるでしょ?」 「いてもおかしくはないけどね」 杏奈はぷくーっとほおを膨らませた。うん、あんたのほうが何倍も彼氏や男がいそうよ。
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