黒パーカー現る

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ようやく終わった。 興奮している杏奈に話しかけた。 「咲せんせー、かっこ良かったね」 「ほんとほんとっ!!彼女いないって!」 いなかったたところであいてにされないとおもうけどね! 「でも好きなタイプは、背が165以上170未満、髪色は黒、好みはナチュラルメイクに頭がイイ子」 「よく暗記してるね」 「がんばろうねえり!えりならできる!」 は? ーーーーーーーー 「林田先生の代わりに提出分のノートを返します、名前呼ばれたらとりにきてくださいね」 と言って、配られるのは数名。やる気ないもんなぁ、みんな。 「相川くん、赤坂くん、…」 男子から配られていって、次くらいではなかろうか、私は。 「えーと、女子は川島さん…だけじゃん、みんな出せよっ」 「「えぇー」」 私はギラつく女子の目を避けてノートを取りに行く。 『いい子もいいとこよね』 『ほんと』 てめえらぶっころすぞ、なんってね! 「川島さん、この感想文俺も読んだけどすごい読みやすかったよ!勉強になった!ありがと!」
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