第1章 ゲームの始まり

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あれこれ三時間やり続けた… そしてついに… 七十二回目… 山本「取れたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」 田所「おめでとう!」 店員「おめでとうございます!」 取れたのはよかったが色が…赤とピンク… 山本「ごめん…失敗した…」 田所「しょうがないよっ!」 二人でゲームセンターを後にした。 その帰り道悔しい気持ちや悲しさが溢れ出した。 別に7200円をクレーンゲームに費やしてしまったことではない。 山本「はぁ…」 田所「落ち込まないで…」 正美が慰めてくれたが取れなかった自分の悔いの方が大きかった。 田所「そうだ!」 すると正美は俺の顔をいきなり持ち上げた。
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