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「暑い・・・。」 俺はそう思いながらビルの屋上へ向かっていた。
「ひ、ひまわりか・・・」 屋上からみる地上の景色は絶景だった。ひまわり畑があり、全部のひまわりが太陽のほうを向いている。そのビルは太陽がある方角にあったからなのか、ひまわり畑のひまわりは、俺のほうにからだをむけて、みつめていた。なにか言っている。ひまわりが。何も動いたりはしないけれど、それだけは伝わっていた。 「死ぬ前に綺麗な、花が見れて良かったよ。」 そうおもって飛び込んだ。その時!!
「あの。すみません」 誰かの声がした。「え?な、なんですか?」
「死ぬことを考えてらっしゃるみたいで」 「そうですけど」 嫌だった。もう死のうというときになんで・・・。「だったらこの話きいてもらえませんか?なんだそれ。「は??」これから俺は、ど、どうなるんだ!?
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