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龍「そうか、分かった!」
すると、先程まで一緒にいた田吉が入って来た。
龍「田吉じゃないか!」
田吉「龍虎さん? あなた様が益州の太守だったのですか、先程までのご無礼、すみませんでした。」
龍「いや、そんなこと気にしなくていいぞ!
それより、用事はなんだ?」
田吉「はい、私は今まで馬商人として、地方を旅していました。 しかし、いまの世は、賊が増え、地方を回ることも危険を伴います。 龍虎様に助けてもらわなければ、あの時死んでいました。それに、家族の事が心配で、長く家をあけることが出来ません。
もう、馬商人を辞めようと思っています。
そこで、龍虎様に、今いる馬をもらって貰おうと思い、ここまで来た所存です。」
龍「そうなのか? 田吉は、馬商人を辞めて何をするんだ?」
田吉「まだ決めていません。 家族で食べていければいいと思っています。」
田吉の為に何か出来ないか考えた龍虎は、良いことを思い着いた。
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