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田吉「殿! ようやく徐州に着きました。 後少しで私の家に着きます。」
龍「そうなのか? 思ったより早かったな! もう少しかかると思っていたが。」
龍虎と田吉は馬で移動していた、しかし、馬の体力が尽きると、龍虎が気を送って回復させる為、たいした休憩を取らずに済んだのだった。
徐州は現在、陶謙が統治している。
しっかり治安を守っているせいか、町は栄えていた。
龍「徐州は思ったより栄えているんだなあ!」
田吉「はい、陶謙様が治安に力を入れているため、他のところに比べて、賊は少ないと思います。
でも、山の方に行くと、賊に襲われます。」
どうやら、町を中心に治安に努めているらしい。
田吉「殿! ここが私の家です!」
龍「そうか、着いたんだな!」
田吉の家に着くと、田吉の妻が出迎え、中に案内された。
田吉「さよ! 此方の方が、益州の太守、龍虎様だ! 粗相のないようにしてくれ!」
さよ「えっ? どうして太守様が?」
田吉は、龍虎との出会いから、益州で役人として働く事を、さよに話した。
さよ「そうなのですか? ありがとうございます。本当にありがとうございます。」
似た者同士なのか、「お礼の仕方が、夫と一緒だな」と内心思っていた龍虎だった。
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