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龍「おっちゃん! 酒をくれ!」
龍虎は酒を頼み、一人で飲んでいると、一人の男が話し掛けて来た。
「一緒に飲まないか? 俺は高順と言う。」
龍「俺は龍虎だ! 一緒に飲もう。」
こうして、高順と一緒に飲むことになった。
高順は、1人で賊を討伐しているらしく、たまたま、この町に寄ったとの事だった。
高順「最近、頭に黄色い頭巾を巻いている賊が増えているんだが、龍虎は見たことないか?」
龍「黄色い頭巾か、まだ会っていないな!」
高順「何かが起きる気がするんだよな、悪い予感が」
龍「何も起こらなければいいんだけどな!
高順! 話は変わるが、どこかに仕官する気はあるのか?」
高順「そうだな、考えてはいるんだが、めぼしい奴がいないんだよな!
最近、益州を平定した人物には興味があるな!
数が圧倒的に少ない中での勝利と聞いたから、凄いんだろうな!」
龍「じゃあ、益州に来ないか?」
高順「どうして? 龍虎は益州にいるのか?」
龍「ああ! 俺が、今、高順が話していた益州を平定した龍虎だ!」
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