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「でも、本当、びっくりした。
みのりの彼氏がまさか松本先生とはね。
まだ信じられないよ……」
「うん……。まぁ、私も自分が信じられないんだけどね……」
みのりにしては、シュンと落ち着いた口調。
「で、彼氏としてのまっちゃんは、どんな感じ?優しい?」
すごく興味があるし、全く想像が出来ない。
みのりは、少しうっとりと恋する乙女の顔になって言った
「うん。優しい、よ。
あの生徒指導の顔とは全然違うかな。
でも、やっぱりちょっと、まだ距離を感じるときがあるかな……」
最後の方の語尾は、少し声が小さくなる。
恋するみのりは、可愛い。
「ふーん。で、オトナの彼とは、どこまで進んだのー?」
「どこまでって……。えぇっと……」
恥ずかしそうにみのりは、私の目を見て頷いた。
それは最後までってことなのかな。
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