Story1『夢見る権利』

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彼女たちは席に着いた。 七海 『本当は私達に先生なんていらないんですよ。必要ない』 翔 『…』 もう俺はなにも言えなかった。 優 『授業…しないんですかぁ?』 笑顔で言っていても、瞳の奥は怖いほどに笑っていない。 席順は、 (窓側) 健永高嗣 太輔宏光 俊哉裕太 渉優 七海 このクラスをしきってるのは おそらく… 七海 『…フッ』 優 『♪♪♪~』 唯一の女子2人だな…? ―授業終了 七海 『翔先生?』 翔 『なんで名前を?』 七海 『さっき出席簿を見て』 翔 『なぁ…教えてくれないか?』 七海 『なにを…ですか?』 翔 『普通のクラスと違うよな?』 七海 『天才でありながらー…落ちこぼれ』 翔 『どう意味だろう?』 七海 『そのままです』 優しく微笑み、 彼女は去っていった… 翔 『ますますわからない…』
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