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彼女たちは席に着いた。
七海
『本当は私達に先生なんていらないんですよ。必要ない』
翔
『…』
もう俺はなにも言えなかった。
優
『授業…しないんですかぁ?』
笑顔で言っていても、瞳の奥は怖いほどに笑っていない。
席順は、
(窓側)
健永高嗣 太輔宏光 俊哉裕太
渉優 七海
このクラスをしきってるのは
おそらく…
七海
『…フッ』
優
『♪♪♪~』
唯一の女子2人だな…?
―授業終了
七海
『翔先生?』
翔
『なんで名前を?』
七海
『さっき出席簿を見て』
翔
『なぁ…教えてくれないか?』
七海
『なにを…ですか?』
翔
『普通のクラスと違うよな?』
七海
『天才でありながらー…落ちこぼれ』
翔
『どう意味だろう?』
七海
『そのままです』
優しく微笑み、
彼女は去っていった…
翔
『ますますわからない…』
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