Story1『夢見る権利』

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杏奈 『ひまつぶし以外のなにものでもないから』 ? 『先生にはわからないか(笑)』 菜実 『るい、おはよ』 るい 『おはよ』 和也 『みんなはなにが言いたい?』 るい 『先生はね!………いらねぇの』 和也 『!』 菜実 『…』 晃一 『…』 あいか 『…』 杏奈 『…』 るい 『…』 こいつらは普通じゃないの? 目が尋常(じんじょう)じゃない。 晃一 『早く授業してよ』 和也 『…わかった』 ********* 図書室 ガラガラッ 翔 『あー!!頭がこんがらがって、もうよくわかんない!!』 ? 『悩み事…ですか?』 翔 『君…見たことないけど…』 『俊哉です!…僕、クラスにいるのが苦手だから(^-^;』 七海 『このクラスにいるのが……耐えられなくて……』 彼女の言葉が頭に浮かぶ。 翔 『俺、今日から2年K組の担任になった、 佐々木翔。俊哉くんはなんでクラスが苦手なんだ?』 俊哉 『先生…2年K組のKの意味知ってる?』 翔 『いや…』 俊哉 『危険のKなんだよ』 翔 『危険?』 俊哉 『先生も気を付けて。あそこにいるみんなは普通じゃないからさ!』 ガラガラッ バタン! 翔 『危険だなんて、ますますわからない。』 普通じゃないのは感じた。 けど危険ってどういう… ************ バタン! 俊哉 『はぁ……』 ? 『今日も図書室か』 俊哉 『ゆ、裕太…』 裕太 『ひまだな。お前。』 俊哉 『うん』 裕太 『教室来いよ。お前来ないとさ、俺…つまんないんだけど』 俊哉 『わ…わかった。今度ね!』 裕太 『早く来いよ…?』
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