もう1人のお兄さん

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お兄さんとの出逢いは実家の裏にあった倉庫で宝探しを… 独りぼっちでしてた時です(笑) 父親が体が弱かった事、大工をしてた為に怪我の多かった事で、母親は早朝から夕方までパートに出ており 妹は一歳から保育園 兄はお婆ちゃん子でいつもお婆ちゃんにべったり、本家の初孫だったのもありとてもひいきされていた。 そんな家族の次男坊はやんちゃで自分の世界が大好きだったので、小さい時はいつも独りぼっちで遊んでいました。 そんな頃、お兄さんは全力疾走で現れました(笑) 何事かと思う反面、低学年の自分には中学生ジャージのお兄さんは少し怖く感じました。 実はお兄さん… エロ本を万引きして逃げてきたのです(笑) 人生初の他人の裸の本はまだまだ小さい自分には全然早すぎて何故裸の女性を見て楽しそうなのか理解ができませんでした(^^;) 一緒に見るか?と言われ断れずに一緒に見ることに… まだまだわかりません(-_-)その楽しみは(笑) それに気付いたお兄さんは不憫に思ったのか、ボール遊びや、かくれんぼ等、自分の楽しそうな事を一緒にしてくれました。 田舎の小学校だったので、小さいサッカーチーム、小さい野球チームが点在して上級生が下級生の 面倒を見て親達が帰ってくる時間までを過ごすのが普通でしたので、低学年の自分はまだそんなチームに入れず、集団下校で学校から徒歩3分の自分には遊びながら帰る友達もいませんでした。 その為か、あのお兄さんが来てくれる日が楽しくて毎日倉庫で遊んでました。 まだ中学生の下校時間でもない時間にくるお兄さんは当然優等生ではなく、中学生ながらタバコを吸ったり、時には原付バイクで現れたりと、小さい自分にも判断できる悪いお兄さんでした(笑) しかし、自分にタバコや、万引きなどを一度も勧めた事は無く、むしろ自分と一緒の時はそんな事はあまりしなくなりました。 自分が毎日、お兄さんを待っているのが分かると毎日遊びに来てくれました。 鍵っ子だった自分は自宅に招き入れ一緒にジュースを飲んだりテレビゲームをしたり…時にはエロ本が持ち込まれたりしました(^^;)
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