* ⑫ ―2*

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俺は、彼女を胸に抱きしめると、ゆっくり、柔らかな髪をなでた。 彼女は、少し肩で息をしながら、俺の腕の中ですっかり身を任せているようだった。 抱きしめて、また、キスをして、 その先に進みたい気持ちは、溢れてくるようだったけど、 そのために呼んだ訳じゃない、 彼女を、怖がらせてしまうんじゃないか…と、 なんとか踏ん張った。 もちろん、DVDの内容なんて、さっぱりだったけど…。 その日は、しばらくして、彼女を家に送った。 .
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