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歓迎会の会場について、あれよという間に席に案内される。 時間が来て、幹事の挨拶のあと、乾杯があり、しばらく目の前の食べ物と、飲み物に集中。 高木先輩とは、席が離れていて、ホッとしている自分と、ちょっと残念な自分がいた。 少しすると、お決まりの歓迎者の挨拶があって、そのあとは自由に席の移動なんかしながら、皆と代わる代わる話をしたけど、 あたしの隣は、二階勤務の小島さんに独占されていた。 高木先輩とは、距離が縮まらない。 なんだかんだ、横目で気にしつつ、あたしは小島さんのペースにすっかり乗せられて、程よく酔っぱらっていた。 .
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