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その四人に、もう一人の同期入社の村上くん。 その他にも数名の人達と連なって、二次会はカラオケに行くらしい。 「――あの、ちゃんと行きますから、離して下さい」 小島さんにお願いすると、「え~?ホントかな?」と言いながらも、腕は離してくれた。 歩いていく途中、道の向こうから団体が来て、すれ違う為に井上さんがあたしの腕を離すと、 あたしの前を高木先輩と腕を組んで歩いていく。 あたしは、高木先輩の後ろ姿を見ながら、小島さんと並んで歩いていた。 .
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