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「美木さんさぁ~、付き合ってるヤツ、いるの?」 「……は、い。いちおう?」 「やっぱいるかぁ~」 小島が、残念そうに、だけど少し大げさっぽく、頭を抱えた。 俺は、心のどっかでは知りたかったけど、聞きたくなかったその情報に、話を切り上げるように、 「もう、そろそろ寝ようぜ。美木…風呂は?」 彼女に聞くと、久しぶりに『ミキ』と呼んだ事、風呂入るか聞くって…と、身体の芯が熱くなるようだった。 …俺って、バカ。 .
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