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あ、あんな風って…? そこ、覚えてないんだって!! 「えっと、あの、すいません…」 とにかく、迷惑をかけてしまったからには、謝らなくては…と、思わず身を小さくする。 「大丈夫だよ。コーヒー飲む?」 先輩はそう言って立ち上がると、カップを取りにキッチンの方へ向かった。 棚からカップを一つ出すと、軽く水で流しながら、 「あれ?コーヒー飲めたっけ?」 と、尋ねてくれて、 「はい。今は。 甘くしたヤツなら」 .
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