* ⑰ *

5/11
前へ
/211ページ
次へ
「大丈夫です。ありがとうございました」 なんとかその気持ちを押さえて、家について、ドアを開けたとたん、彼の物があちこちに存在する部屋で、呆然として涙が出た。 少し泣いたら落ちついた気がして、急にのどが渇いているのに気づき、冷蔵庫に向かう。 冷蔵庫を開けたまま、ひんやりとした空気にあたりながら、お茶を飲んだ。 .
/211ページ

最初のコメントを投稿しよう!

137人が本棚に入れています
本棚に追加