もう一度好きと言って

* ③ *

案の定、高校の図書室は、そんなに忙しい事もなく、たまに来る人の本の貸し出しと返却の対応。

他は、定期テスト前になると、少し人が多くなる程度だった。

自分の当番の日は、カウンターに入って本を読んだり、たまにはちょっとだけ勉強したりして過ごした。

天気のいい日は、窓から西陽が差し、春はポカポカと暖かく、初夏に向かい少し暑く感じる日もあった。

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