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元々、あたしは部活をしている訳でなく、 週の半分は図書室に通って(今は毎日だけど)、友だちも愛実くらいしかいなくて、学校のいろんな情報なんて、知らなかった。
先輩…高木先輩(名前すら、知らなかった)は、元サッカー部(これは知ってた)で、カッコいいので結構有名だと。
「有紗って、面食いだったんだね~」
愛実にそう言われても、今いちピンとこない。
あたしにとっては、図書室で静かに机に向かう、先輩しか知らない。
愛実に話をしてからも、特に何も変わる事はなく、あたしの日常は過ぎていくだけ。
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