もう一度好きと言って

* ⑥ *

｢なんでって、仕事です｣

自分でも、可愛くないと思いながら、そんな返事しか出来ない。

なんでいるの？って、むしろ、あたしが聞きたいよ。

離れた所から、｢高木～、もぅ新しい娘に手出すのか!?｣と、声が聞こえた。

もちろん、あたし達の声は、それほど大きくないので、聞こえていないハズだ。

てゆうか、なんか注目浴びてるから、やめて欲しい。

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