* ⑩ *

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その日、また朝から落ち着きなく、携帯はずっとポケットの中。 先輩からの連絡は、ない。 放課後になり、不安が大きくなっていく。 委員会の当番日のため、カバンを持って廊下に出ると、少し遠くから女子生徒のキャーキャーはしゃぐ声が聞こえた。 図書室に向かう途中、合格発表の報告に来ているらしい、3年生たちが何人かいるのが見えた。 その中に、高木先輩の姿もあった。 .
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