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その日のお昼は、久美ちゃんと一緒に食べた。
「もう、びっくりしたね。有紗が異動なんて」
「うん。全然考えてなかった。てか、まさかの支店」
「ねっ!!あ、有紗、支店だと通うの遠くなるんじゃない?」
「‥あ!!そうだ!えー、ホント憂うつなんだけど」
「あたしの家の方が、どっちかって言うと近いね。
あ~あ。こうしてお昼も一緒に食べられなくなるね。だけど、仕事終わりには、飲みに行こうよね」
久美ちゃんの方が、既に気持ちが切り替わってる気がして、寂しく感じた。
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